■□■ 大規模災害セミナー 〜第1回大規模津波災害講座〜 開催報告 ■□■
1.開催概要

(1)会場
  大阪国際交流センター(〒543-0001 大阪市天王寺区上本町8丁目2番6号)
(2)日時
  平成18年11月30日 9:40〜17:00
(3)セミナー受講案内送付対象者
  NPO法人 大規模災害対策研究機構(CDR)会員
  旧・東海・東南海・南海地震津波研究会会員
  NPO法人 大規模災害対策研究機構(CDR) イベント情報提供希望登録者(団体を含む)
  近畿、四国沿岸自治体(主は防災担当者)
  その他一般(CDRのホームページをご覧になった人)
(4)受講者総数
  74名
(5)講 師 (敬称略)
  ・河田惠昭(CDR理事長:京都大学防災研究所 所長/教授)
  ・越村俊一(CDR理事:東北大学大学院工学研究科災害制御研究センター/助教授)
  ・高橋智幸(CDR理事:秋田大学工学資源学部土木環境工学科/助教授)
  ・小池信昭(和歌山工業高等専門学校環境都市工学科/助教授)
(6)プログラム
  9:40〜10:00  受 付
  10:00〜10:10 理事長挨拶(河田理事長)
  10:10〜11:00 第1講座「津波防災概論」(河田理事長)
  11:10〜12:00 第2講座「津波のメカニズムと被害」(越村理事)
           ※津波の発生メカニズムと津波の基本的な特性、さらに、これまでに残る津波災害の惨状からわかる
             津波の驚異を解説
  12:00〜13:00 昼 食
  13:00〜13:50 第3講座「津波警報システムおよび津波被害想定の現状とその問題点」(高橋理事)
          ※(1)現在の津波警報システムの現状とその問題点
           (2)津波防災の実務で用いられている津波数値解析技術と津波被害想定
             (例えば,中央防災会議や各自治体が実施しているもの)が示している津波の来襲状況
  14:00〜14:50 第4講座「住民参加の津波防災」(小池先生)
          ※和歌山県における自主防災組織の立ち上げや、住民参加によるワークショップやハザードマップづくり、
            防災訓練を通じて住民の視点からの津波防災のあり方や問題点、行政と住民との関わり方を紹介
  15:00〜15:50 第5講座「津波防災を考える…質疑応答※」(河田・高橋・小池先生)
          ※第1〜4講座を受けて受講生からの質疑を講師が回答
  16:00〜16:40 認定試験
  16:40〜17:00 自己採点と解説
  17:00〜17:20 認定証の授与,閉会

2.開催風景  ------->  こちら

3.セミナー受講者の声 -------> こちら
  ※セミナー受講者に今回のセミナーを受講しての感想を聞きました。


4.事務局より

 募集定員を超える多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
 また、受講者のほとんどの方より、「わかりやすい講義だった」「スマトラ大津波や十勝沖地震津波等のこれまでの報道がこれで理解できた」など、お褒めのお言葉を頂戴いたしました。
 講師の先生方の丁寧な講義のたまものであり、事務局といたしましても感謝に堪えません。ありがとうございました。

 受講者全員が、CDRの認定試験に合格され、CDR発行の「津波災害防災士」の認定書を授与されました。
 今回のセミナーを期に、各々の地元や職場、お仕事で津波災害の減災、抑止にご活躍されることを期待いたします。

 引き続き、今後も講義テーマを変えてセミナーを開催いたしますので、知識の向上、スキルアップを目指して積極的にご参加くださいますようお願いいたします。
 また、今回のようなセミナー開催にあたりましては、ピーアール不足もあり、「参加したかったのに!!」とのお声も多数頂戴いたしました。誠に勝手ながら、このようなセミナーがあるということを関係機関、関係部署、各担当者、さらには地元でご活躍されておられる消防(消防団)、その他ボランティアの方にもご紹介くださいますよう、お願い申し上げます。

 また、当セミナーは近畿圏以外でも「出前講座」として開催いたしますので、「是非とも我が地元での開催を!!」と希望される方、諸団体がありましたら、遠慮なく事務局までお知らせください。